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2008.10.05 (Sun)

お別れはいつも突然に。

お別れはいつだって突然なのだ。
それは期限があってもなくても関係ないのだと思う。

急にプツっと今までの日常を途切れさせたり、させられたり。
前者であったとしても、日常を断絶するのには中々勇気が必要だ。
まだ何も行動を起こさなければその日常は続いていく。

どうもその、お別れの切り出しというかその空気は中々慣れないもので、
いや慣れるべきではないのかもしれないけれど、意識しすぎてギクシャクします。
まあ、それが素直な反応だから、それが良いのかもしれないけれど。

6thジョブが終わった。
延長が二度あったため、終わってみれば四ヶ月と長いジョブだった。

僕の生業にしていきたい領域でバリバリやっていた、人間的にも素晴らしいマネジャー*1の元、
一流のジャーナリストでありながら元数兆円企業の経営者であり現在某NPOの代表、
某コンサルで6年以上のキャリアを積み、米国で環境経営系の修士、
そしてNPOスタッフというカウンターパート。
そして、修士でも博士でもない、学卒戦略コンサルタントの僕。

なんとも凄い面々に囲まれて仕事をしていたのだな。
いやらしい書き方をする気もさらさらなくて、ただただ事実を書いたのだ。
こういう方々と日々を過ごし、プロジェクトを進めていたのだということを改めて噛締めるためだ。

このジョブは、小手先のスキルが身につくというようなことはなかったが、
自分の人生において、そして一職業人として学びが多かった。


-インサイトの表出の仕方
インサイトをどうやったら出せるか、と書いてある本は存在しない*2
(あれば教えて下さい)中で、自分がその断片として認識したことは、
発言を中心としたアウトプットをする際の思考段階において、
少なくともどのような状態がインサイトが出ていないか、ということがより明白*3になった。
今の発言がインサイトとなっているかどうかは、結局の所、表出してみないと分からないのだけどね。
(っていう書き方は分かりづらいのかしら)

・思考時間に比例はしないが、少なくとも一定以上の時間がインサイトを構築する際には必要
・ノイズとなる情報をその場で取捨選択することがが必要
・思考を逡巡、深堀し、多面的、深遠まで検討し、エイヤで出す、発想を一瞬とばす

とかかなぁ。
(言語化できずもどかしい、当たり前のことしか文書化できていない。。。
そしてこのエイヤの部分を深く書きたいのだが。。)

脳と口とのパスにある弁を調整して、インサイトが出ていなければ深く思考にもぐる。
でその際にどのように頭を動かすかということかなぁ。

これ当たり前なんでしょうけど、中々難しいものです。
喋りながら考える僕のような人は特にそうではないでしょうか。
というかかなり世の中、物言えば唇寒し、、、
なんてことになってしまうディスカッションって多いんじゃないでしょうか。
というかなってしまっていても自他ともに認識できてはおらず、ディスカッションが前に進んでいかないこと
なんて蔓延しているんじゃないでしょうか。少なくとも僕はそう見ちゃいますけどね。。

これは使う場も選びますが、観点として認識出来て良かったと思う。
そして、深い潜り方、効果的な話し方等付随する領域で、まだまだ検討の余地あるのでしょうが。


-仕事への意志とキャリア選択
上記に記載した三名(なんと皆さん女性だ!)を始め、
ここにいらっしゃる方はそれこそ自由に、キャリア選択をしてこられた。
ここでいう自由は勿論、自己責任を伴い、一定のリスクを背負いながらのものだ。

中でも元ジャーナリストであるNさん(親世代)の言葉が印象的で、
フリージャーナリスト時代に某マスコミ(一流大学の人間が憧れていくような会社)のお仕事されていた際、
幾度となくその会社からオファーくるも、断り続けていたという。
給料も数倍になり、福利厚生もあり、仕事もふってくる。所謂、安定した生活というものが約束されていたのだが、
彼女が断っていた理由は一つ、
「仕事へ求める条件が変わり、素直にクオリティだけを追求するということが出来なくなる」ということだった。
自分が正しいと思うから追求し、価値を出す。
そもそも自分ベースのことであるので、嫌々仕事をするということもなく、そこにあるのは自分の意志、一つなのだ。

彼女はそうやって意志を形にし、人々の心を動かし、社会への価値創出をしてきたのだと思う。

サラリーマンとして一流の人間というのは「楽しむ方法を知っている」人間なのだ。
誰かから与えられた環境の中で、自分の乗せ方、ドライヴの仕方をよく知っている人間なのだ。
その対極で生きてきたNさんと触れることで、自分が何をしてどのように生きていきたいのかをより明確になった。

僕は自分の将来のために、意志を形にするために、
今の会社、今の自分の人生のフェーズでは、
自分の生業とする領域の最も端っこにある領域に携わり、領域全体が何となくでも俯瞰できるようになること
というのをより意識できた。というかそもそもレーダーチャートの最も凹んだ所を補うためにこの会社にいるのだしね。
(だから苦手な語学や、戦略的ではない業務よりの仕事にも携わらなくちゃね、とも思った。ガンバロー。時間は恐ろしいほどない)


---

先週の金曜日、プロジェクトの最後としてknowledge Transferをし、お客さん先を出る際、

お客さんから、
「また松本さんが、ふらっと来週もここに来て、そこの机で仕事をしてそうですよね」
という言葉に、嬉しくも、少しだけ寂しくなる。

勘違いかもしれないけど、優しく涙もろいお客さんの目が、少しだけ赤くなっている気がする。

そんな最後のやり取りをして、お客さん先を後にする。

この四ヶ月は無駄ではなかったのだな、と思えた瞬間だった。


(写真手前三人は、NPO手伝ってもらっている敬愛する後輩達、
奥の左側白いTシャツを手にしているのが、僕、右のニコニコしている方がお客さん))

R0011105web.jpg




----------------
*1:B2CサービスのマーケティングやNGOでの就業経験をお持ちでいらっしゃる素敵なMGRさんでした。
人間的にも素敵な方で、仕事においても人生においても何度もアドバイス&叱咤激励頂いた。

*2:インサイトを出すために自分自身をどう鍛えるか、環境をどうするかを書いてある本は、戦略コンサルタントや
脳科学者らが多数書いているが、そもそもどうやったら出せるかを書いてある本なんて存在しない。というかこんなものが
あれば、世の中は常時時代の先をいくイノベーションで溢れまくっていることでしょう。

*3:僕と話したことがある人は認識していると思うが、リラックス状態の僕は異常なスピードで話し情報を垂れ流していた(す)。
単純なコミュニケーション手段と考えた場合は良い面もあるが、インサイトを盛り込むという面では大きな障害だと思っている。
最近、私生活を含め会話におけるインサイトを意識するあまり、間や空気を意識した話し方が以前より出来なくなっている。
まあ、一段飛躍するための練習だと思い、止むを得ないと思っているのだけど、微妙に困っている。難しい。
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14:33  |  10.仕事現状  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★しみじみ。

素直にクオリティだけを追求する姿勢。自分の意思。

そうだね、これだけで十分だ。
知らずについた余分な贅肉そぎおとさなきゃな。
shigeta |  2008年10月06日(月) 00:00 | URL 【コメント編集】

★管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2008年10月06日(月) 09:42 |  【コメント編集】

>しげちゃん
そうだよねー。僕も常々そう思うんだよね。
自分がどこまで純粋になれるか、かな。

koji |  2008年10月07日(火) 12:31 | URL 【コメント編集】

>神戸のマーケターの方々
SNS合わせてお二人からコメント頂きました、
有難う御座いました。御社の方が弊社より響くんですかねw
というか、Yともう一人はどなたですかね??
メールとかください。

コンシューマーインサイトとかconsumer is bossとか、
P社ならではのインサイトに対する視点ってあるよね。

それらも含めて話したいですね。
関東で勉強会でも開こうかしら。。

koji |  2008年10月07日(火) 12:34 | URL 【コメント編集】

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